スーパーロボット大戦UX
フェイ・イェン×初音ミク
関連ネタまとめ


(Date.2013.4.17)

スーパーロボット大戦UX

フェイ・イェン×初音ミク 関連ネタまとめ






※ ※ ※ ※ ※ ※ CAUTION!! ※ ※ ※ ※ ※ ※

この日記にはニンテンドー3DSソフト「スーパーロボット大戦UX」のネタバレが含まれています。
タイトルにある通りフェイ・イェン周りのネタに限定してはいますが、 匂わせる程度ならまだしも、
オープニングからエンディングまでほぼ全て余すところなく触れている為、
ほぼ確実に致命的なネタバレを食らう恐れがあります。なので、現在本作をプレイ中、
もしくは今後プレイする機会があり、ネタバレを気にされる方は閲覧を控えて頂けると幸いです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ CAUTION!! ※ ※ ※ ※ ※ ※



――――「フェイ・イェンHD」について

> 数あるバーチャロイド(VR)の中でも稀有な、
> “人格”をもつVRとしてつくられた「VR-014 ファイユーヴ」は、
> 電脳世界と現実世界を自在に往来するうちに新たな「声」と出会う。
> その邂逅は彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫
> ――「フェイ・イェン with Heart of DIVA」へと昇華させた。
> 紡がれる歌はあまねく時空を超え、未体験の奇跡、感動へと羽ばたく……

(※公式サイトより)

何を言ってるか分からねーと思うが、そこはフィーリングで理解して欲しい。

誤解の無いよう前置きをしておくと、「あの初音ミクがついにスーパーロボット大戦に参戦!」
とかそういう訳では決してない。なので、今作に登場するバーチャロイド「フェイ・イェン」のパイロットが、
初音ミクである訳では勿論なく、またフェイの人格が初音ミクそのものになっている訳でもない。
Project DIVAにおけるフェイ・イェンモジュールも当然の如く関係ない。

(※厳密には違うが)大ざっぱに云ってしまうと、
フェイ・イェンHDは「ミクのコスプレをしたフェイ」であり、
フェイ・イェンモジュールは「フェイのコスプレをしたミク」である。

今作に参戦しているのはあくまでも「ファイユーヴ」という人格と、
「フェイ・イェンHD」というバーチャロイドだけである。
(※もっとも、本作においてのフェイは自分がファイユーヴであるということは失念している)

なんか協力会社一覧にクリプトン・フューチャー・メディアがちゃっかり入っていたりするが。

また、「ミクのせいでフェイのキャラが崩壊した」と云った意見を稀に目にすることがあるが、
「CyberNet Rhapsody Episode #14」を踏まえた上で云うとそれは全くの的外れの意見であり、
見る人が見れば「いつも通りの安定のファイユーヴ」であると言える。
むしろ総合的に見るとこっちの方が若干落ち着いている印象すらある。

そもそも、スーパーロボット大戦シリーズにおけるバーチャロン周りの設定や台詞全般は、
バーチャロンシリーズのプロデューサー、Dr.ワタリことSEGAの亙重郎氏により直々に監修されている為、
違和感が無いのはむしろ当然な訳である。



――――ストーリーでの扱い



第10話より参戦。加入当初はまだ本調子ではない様子で、口調がカタコトになっている。
会話シーンのみならず、戦闘でもまるでボーカロイドのようなたどたどしい口調になっており、
初音ミクの物真似が大変巧いことに定評のある藤田咲女史の演技が光る。
なお初台詞はほぼ間違いなく「ハジメテノオト」の歌詞のパロ。

スパロボ名物である、中断セーブの際に聞ける台詞の中にも、
「あなたのハジメテのゲームはなんでしたか?」と云った、ド直球の物がある。

この他にも、



さりげなく歌詞ネタ(メルト)を挟んでくることがあり、彼女の発言は色々と油断できない。
また、何やら普通に会話に混じっているが、ファイユーブ(設定年齢14歳、戦闘時は全長18m)は、
自分の姿を好みで変えられるという公式設定があるので安心して欲しい。

仲間達が何の疑問もなくロボ娘と会話する光景は流石にどうかとの意見もあるかもしれないが、
SDガンダムが参戦している本作においてはそんなことはもはや些細な問題である。

そんな彼女も、第17話での戦闘中に「あの子」の魂に邂逅することで記憶を取り戻す。
この際に表示される「あの子」の顏アイコンはこのタイミングでのみ表示されるもので――



ってミクだこれー!?

ついさっき初音ミクがスーパーロボット大戦に参戦する訳ではない(キリッ)とか書いたのに、
出ちゃった!思いっきり出ちゃった!やだ恥ずかしい!

とは言うものの、作中で「初音ミク」という単語は一切出てこない。
顏アイコンがどう見ても何処かの誰かにしか見えないとしても、暗黙の了解と云うことで納得して欲しい。



作中では、頑なに「あの子」としか呼ばれない。
顏アイコンが表示されるのは先程のシーンのみではあるが、
フェイ周りのストーリーで「あの子」はこの後の展開でも深く関わってくる。

ネタバレになるが、実はこのUXの世界にフェイ・イェンHDを召喚したのは、
異世界からの意志である、他でもない「あの子」の仕業。
参戦が決定した当初は、いるだけ参戦疑惑の上がったフェイではあるが、
蓋を開けてみれば、いるだけ参戦どころか重要どころの騒ぎではない超重要ポジションであり、
極論として言えば、「あの子」の介入がなければ(誇張なく)宇宙が滅びていたと思われる。



×ボーカロイド  ○バーチャロイド
イレギュラーな存在であるフェイさんにグレイスさんやギャラクシーの面々も興味津々な様子。
フェイは歌姫キャラであるというポジションのせいもあり、マクロスF勢との絡みが大量にある。
特にランカとの絡みには、ボカロファン的にはニヤニヤせざるを得ないものがあるだろう。



なお、当のフェイさんは、かのシャロン・アップルについてはご存じない模様。
現実におけるミクの3Dライブ技術などは、どことなくシャロン・アップルを髣髴とさせる気もする。
同様の技術を駆使すればリアルでのシャロン・アップルのライブ再現は十分に可能なのでは。



スパイ疑惑が掛けられたシェリルをフォローするフェイさん。
この辺り、他のキャラが疑心暗鬼になっている中でも彼女は妙に冷静。
基本的には明るく天真爛漫な発言の多い彼女ではあるが、
ここぞという場面ではしっかりと物事を見据えており、
意外に真面目な様子が垣間見えることが多い。アルトも見習って欲しい。



マクロスFのシェリルとランカをはじめ、ダンクーガノヴァのエイーダ、ラインバレルのミウミウと、
今回アイドル枠が多いこともあり、勢いでちゃっかり歌姫デビューするフェイさん。
「大型新人ロボドル」は多分ダブルミーニング(全長18m)

 


フェイの歌はシェリルやランカ同様、バジュラにもばっちり有効な様子。
それどころかELSやらフェストゥムにもこうかはばつぐんだ!
なお説明するまでもなく、画像の中のルカとは某巡音さんのことではなく、マクロスFのルカ。



シェリルのライブ中に突然攻め込んできた呂布トールギスに対しての一言。
本人も空気が読めてるかどうかと言うといささか微妙な気がする。



アルカトラズ慰問ライブにて、何故かドラムを担当するフェイさん。
また、ステージ上においては一人称が「わたしたち」となる。
これはフェイの中に存在する「あの子」の存在を示唆しているものと思われる。
あと多分、ドラムスティックはネギ。

そんなフェイさんが真の力を取り戻すのは、第39話(意味深)



第39話は「蒼-そら-穹」とのタイトルで分かる通り、
「蒼穹のファフナー」における蒼穹作戦をモチーフとしたステージであり、
話の流れもファフナー勢がメイン。普通に考えるとフェイ・イェンが出しゃばる必要は全く無く、
すわ39話だからって無理矢理ねじ込んできたかコレと思いきや、

 


戦いの中で完全覚醒したフェイのBGMを彩るは、
バーチャロンシリーズを語る上で外せないかの名曲、「In The Blue Sky」!!
さらに本作では、Ver.HDということで、今回の為に書き下ろされた歌詞が加わり、
初音ミクによるボーカル入りで流れる。元々歌のような楽曲である為、違和感は皆無。
タイトルの「蒼穹」と完全にシンクロしたこのセレクトに、今作最高の盛り上がりを見せる僕氏。

これフェイの曲じゃなくね?とは云わない約束。

 


完全覚醒後のフェイは、それまでにも増して饒舌になり、
ボス格との戦闘の際には上条さんもびっくりの説教をこれでもかとかまし始める。
なおサコミズ王にフェイさんの魅力はいまいち伝わらなかった模様(でも説得は成功判定)

 


 


事情があり、やむなく敵対している相手に対しては比較的優しい言葉を掛けるフェイではあるが、
完全悪に対しての言動は予想以上にドライ。所謂ぐう畜に対しての物言いが、
下手な人間キャラよりも手厳しく冷めた物であることが多く、底知れぬ怖さがある。

 


歌繋がりでの多作品キャラとのクロスオーバーは後半に行くにつれて顕著に。
ダンクーガノヴァ・マックスゴッド覚醒イベントでの、主題歌の歌詞を引用した連携は見事。



グリリバも大ウケ。

 


戦闘時にも専用台詞が飛び出すことがあり、その辺りも見逃せない。
ダンクーガで援護攻撃をした際に専用の台詞が飛び出した時は不意を突かれて驚いた。



ラスボス戦で唐突に歌詞ネタ(初音ミクの消失)を挟んで来て噴いたのはここだけの話。

 


そしてラストシーンでは仲間達との悲しくも熱い別れが待っている。
衝撃の展開である為、この辺りの流れについては自分の目で確かめて欲しい。





――――戦闘においての武装




・ハンドショットver.HD

前方ダッシュから、ハート形の小さい光弾を放つシンプルな攻撃。
発射音、ヒット音ともにバーチャロンでの物を忠実に再現しているので、
原作ゲームをプレイしている人はニヤニヤできること請け合い。



・HDエクササイズ

最初に雑誌で情報が出た時は武器名が「格闘」だった気がするが、
デモムービー第2弾の辺りから何故かエクササイズになっていた。
エクササイズと云うからには、どちらかというと運動、もしくは体操の一環なのだろうが、
その内容は、飛び蹴り→往復ビンタ→ヒップアタックと、
可憐な見た目に反した、思った以上に物理主体の荒々しいコンボ攻撃となっている。

さらにこの攻撃でトドメを刺した場合は特殊演出が入り、
ヒップアタックで相手を上空に上げたところを、
専用武器「ジェイド・フォーキー」の二刀流で追撃するというエフェクトが加わる。
もはやみっくみくどころではなくボッコボコである。

打撃エフェクトでは星やハートマークがきらきら、あざと可愛く飛び交うのだが、
普通に戦争をしている世界観なので、この攻撃でリアルに人が死ぬことも多々ある。

ピアプロにおける初音ミクのコラボ作品においての使用規約の一つに、
「性的内容、暴力的内容、残酷な表現を含む作品の禁止」と云うものがあるが、
特に問題になっていないところを見ると、これはどうもセーフらしい。

杉田「ミクなら駄目でもフェイ・イェンならいいということか」(スパロボ公式ラジオより)

「ジェイド・フォーキー」については、元々のフェイの武器的に考えると、
種類的には恐らく短剣の仲間なのだろうが、どちらかというとネギのように見える。
もっとも、COMPOSITE Ver.Kaにてリリースされたフェイ・イェンHDの箱及び説明書には、
「ジェイド・フォーキー(ネギ)」としっかり書かれてしまっているので、
ネギと呼んでしまってもほぼ差し支えないと思われる。

また、攻撃の際のボイス「その1」「その2」「その3」は恐らく「ワールドイズマイン」が元ネタ。
さらにトドメ演出で追撃する際の掛け声も「そいやっ!そいやっ!」と、
「ぽっぴっぽー」を意識したものと思われる。

ここまで「ハジメテノオト」「メルト」「初音ミクの消失」「ワールドイズマイン」「ぽっぴっぽー」と、
本作で使われている歌詞ネタはProject DIVAで使われている楽曲と共通しており、
SEGAの中の人が監修しているというのがどことなく垣間見えたりする。



・LOVE14ver.HD

オリジナルフェイ・イェンのお家芸、ハートビームを放つ攻撃。またこの攻撃を使用する際は、
フェイのBGMである「LOVE14」が、初音ミクによるボーカル入りに変化する。
戦闘テーマがボーカル入りで流れるのは本作ではフェイのみである。

担当PはSAMナイトシリーズでお馴染みのsamfree氏。
見た目が見た目なので失念しそうになるが、こんなんでもしっかりビーム属性なので、
ビーム無効化の能力を持った敵にはがっつり無効化される。

第39話にてフェイが完全覚醒した後ではエフェクトに変化が加わり、
発射直前に初音ミクのカットインが追加されるというサプライズ演出がある。



・Believe ver.HD

フェイ・イェンお馴染みのハイパーモードを起動し、最大出力で放つハートビーム。
BGMは「Believe」に変化。「Cyber Net Rhapsody」所持者にはたまらないセレクトとなっている。
こちらもボーカル入りとなっていて、担当Pは「FREELY TOMMOROW」でお馴染みMitchieM氏。
フェイが徐々に記憶を取り戻したということを表す演出からか、
極めて人間味のある、相変わらずの神調教となっている。



ちなみに、「LOVE14」「Believe」の歌詞は共に、過去にCD収録された物とは異なっており、
今回のゲームの為に書き下ろされたものとなっている。

こちらもフェイの完全覚醒後には「LOVE14」と同様のカットインが加わり、

 


さらにトドメ演出では爆風の形がミクのシルエットになる。
悪い冗談のような話だが、爆風の形がミクのシルエットになる(二回目)





・エモーショナル・ウェーブ IBS

最後に追加される武装は、攻撃武器ではなく、ステータス変化を起こす特殊コマンド。
機体カラーをピンク(桜ミクではなくオリジナルカラー)に変化させたフェイの背景に、

 


Project DIVAのものと思われる映像がいくつも乱れ舞い、
さらに両手を広げドヤ顔を決めたミクさんのカットインがフェイに重なるという、
このゲームがスーパーロボット大戦であると云うことを一瞬忘れそうになる過剰演出に、
コンティニューを駆使して何度も同じ技を使うという行為が自分の中でザ・ブームに。

味方機のステータスを大幅に上昇させ、さらに敵機のステータスを弱体化させる効果がある。
説明するまでもないが、IBSとはバーチャロン楽曲の代名詞でもある「In The Blue Sky」の略。

ちなみに、このコマンドが新たに加わる第39話「蒼-そら-穹」で、
さっそくマークニヒトさんに放ってみたところ、見事に無効化された。
イドゥンさんにボカロの良さはいまいち伝わらなかった模様。



・おまけ



最終面直前でのフェイのステータス。
(参考までに云うと、各能力が300を超えればエースとして運用できるレベル)

手に入ったスキルパーツをフェイ一人に全投入した結果、
敵からの攻撃の命中率が0%を超えることは最後までなかった。
ゲームバランス的にはクソゲー化したが、フェイ無双が楽しかったのでこれはこれで。

※スキルパーツ
パイロットに特殊能力を付加したりステータスを底上げできるアイテム。
ドラクエで例えると、道中で手に入る全ての種と強力な装備を一人に全投入したのとほぼ同じ。
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