MELL LIVE IN TOKYO
2010 「MIRAGE」


@SHIBUYA-AX

(Date.2010.11.13)

MELL LIVE IN TOKYO 2010 「MIRAGE」




  



今更ではありますが、11月13日に参加してきました「MELL LIVE IN TOKYO 2010 MIRAGE」の、
レポート(を兼ねての東京周遊記)なんかを、ぼちぼち上げていこうかなーと( ´∀`)

11月12日。

この日は夜勤明けと、出だしからタイトな日程となっていましたが、
出発は夜だったので、仮眠を取れる時間はたっぷりとありました。
なので眠気に関してはそれほど問題なかったのですが、明けだとどうしても頭がモヤモヤするので、
少しでも癒す為に、帰りは真っ直ぐ温泉に向かうことにしました。
温泉ではたっぷり1時間ほど湯につかり、身体的にも精神的にもゲージ2本分ほど回復。

昼食は軽めにしたかったので、温泉近くのマクドにて。
新製品だった「アイコンチキン ディアボロ」のセットを注文してみました。
美味しいことは美味しかったのですが、辛味が予想外に強く、
元々辛い物があまり得意ではない自分は多少のダメージを受けました。
素直にクォーターパウンダーでも頼んでおくのがモアベターだったかもしれません。

あとセット頼む時、ご一緒にポケモンカレンダーは如何ですかとか云われましたが、
見た感じ他のお客さんの時は云ってなかったっぽいのに、どうしてうちの時だけ聞くんでしょうか。
そんな欲しそうなキャラに見えますか(´・ω・)<いや、ちょっとは欲しい。

食事を終えた後はすぐ自宅に戻りましたが、仮眠をとる前にまずやることがありました。
そう、先日申し込んでいた、佐咲紗花さんの東京ワンマンライブの当落確認です。
ここで外すと、行きの深夜バス内でのテンションが大変なことになる可能性があったので、
正直、気が気ではありませんでした。震える指でマウスをクリックし、当落を確認。
しようとしたら、e+のパスワードを失念し、再度調べなおす羽目に。
(結果は既に決まっているとは云え)無駄に時間をロスしたことで焦燥感がさらに高まりました。
パスワード照会を済ませた後、改めて当落確認。緊張の一瞬でした。

結果は……当選!
経験上、こういった抽選ではやらかすことの多い自分ですが、
今回は無事にゲットできて、本当に何よりでした。参加される方々、当日は宜しくお願いします。

無事に当選を確認し、後顧の憂いもなくなったので、
この後はゆっくりと仮眠タイムに入ることができました。

5時間ほど仮眠し、時刻は18:30。
バスの出発時刻は22:20と、まだ余裕があったので、荷物の最終確認をしつつ、
「MELL FIRST LIVE TOUR 2008 SCOPE」のライブDVDを鑑賞し、テンションを高めることに。
やはり何度見てもラストの「美しく生きたい」合唱のターンは泣けます。
今回のライブでは果たしてどうなるのか、wktkと2828が今から止まりません。

夕食はカレーをがっつり食べ(※いささか食べ過ぎました)、
衣類整理、携帯の充電などを済ませていると、なんやかんやで22:00に。
いよいよ出発です、と、家の外に一歩踏み出すと、さっきまでは晴れていたのに突然雨が。
自分の雨男ぶりは秋田でもベスト8に入るレベルと自負してはいるのですが、これはひどい。
幸い小雨だったので、気を取り直してバスターミナルに向かいました。

出発10分前。先月に東京に行った時に比べ、人は比較的まばらでした。
バスでは後方の席に座り、出発を待っていると、特に遅れることもなく定刻通りに発車。
消灯後、前の座席の方がシートを躊躇なく限界まで倒して来たりとかありましたが、
これもまた深夜バスの真髄だと思うので(えっ)、それほど気にはなりませんでした(ちょっと嘘)
車内では極力音漏れをしないよう、携帯音楽プレーヤーで「MIRAGE」を聴き込みました。
大体アルバム2周分ほど聴いたところで、眠りにつきました。
行きのバスでここまでぐっすり眠れたのは、久々のような気がします。
やはり夜勤明けで、仮眠も数時間だったことが思ったより響いていたのかもしれません。

11月13日。

目を覚ますと時刻は05:30、到着地の浜松町バスターミナルも間近のようでした。
今回は以前のように車内で携帯の電池を無駄遣いしたりしていなかった為、電池の余裕も充分。
そして無事、定刻(06:00)通りに到着。車内に忘れ物がないか何度も確認し、いざ、東京の地へ。
後方の席なので、降りる時(終点の横浜行きの方なんかはまだ眠っているので)気を遣うのが、ちょっと大変でした。やはり最前の席の方が自分には性に合っているようです。

浜松町では、残金600円だったSuicaにとりあえずチャージ。
Suicaには「スティール・ボール・ラン」のデコシート(※UJの付録のやつ)を貼っていたのですが、
チャージする時には勿論剥がさなくてはいけないので、これが非常にめんどい。
極力チャージする機会を少なくする為、多めに入れておきました。

自販機で眠気覚ましのコーヒーを買い、一服。
さて缶を捨てようとすると、駅中のゴミ箱が塞がっていて使えないことに気付きました。
何事かと思ったら、APEC関係での対処なんですな。ロッカーだけかと思ったらゴミ箱もアウトとは。
仕方なく、空き缶を鞄に入れて移動することとなりました。

気を取り直して東京駅に移動。
日本橋口にて、同じくライブ参加予定だったマイミクのしおみさんと合流。
こちらは大阪からの参戦。自分よりも早い時間に到着しているようでした。

合流後、ライブまではまだ時間もたっぷりあったので、
朝食を兼ねて、しばらく東京を周遊してみることとなりました。
とりあえず、今まで行ってそうで行ってなかった場所ということで、一路、池袋へ。

20分ほど電車に揺られ、池袋に到着。
まだ早朝ということで、池袋駅前からサンシャイン通りに至るまで、
ひと気がほとんどありません。がらんとした観光地というのもまた新鮮ですね。
池袋ときたらやはり寄っておきたい、乙女ロードなんかも、下見に行ってみました。
実は初めて行ってみたのですが、早朝でもなんだか独特のオーラを感じる場所ですね。
やはりというか、女性向けのアニメのポスターやなんかが大きくアピールされていて、
俺妹や禁書のポスター辺りはかなり控えめだったのが流石だなと思いました。

しかしアニメ系ショップの数よりも、同じ通りにファミマが5軒ほど連なっていたのが、
個人的に割と衝撃的でした。ファミマロードという別名があっても良いのではとか。

池袋東口近辺の地理をそれなりに把握した後は、
まだほとんどのテナントが開いていないサンシャインへ。
照明もほとんど点いていないので、どことなく怖いものがあります。
ちなみに水族館は現在大絶賛改装中。残念であります。

朝食はサンシャイン内のタリーズコーヒーにて。
ここはやはり朝食らしく、モーニングセットとHLTサンドを注文。
ちなみに自分、今までHLTを「ハム・レタス・タマゴ」と勘違いしていました。
なんで最後だけ日本語なんだとか、明らかにおかしい部分があるというのに、
今まで気付かなかったのが、我ながら不思議でなりません。

真実を知った後は、「ハム!レタス!トマトォ!」などと、
さっそくネタにしてみようかなとも思いましたが(思うなよ)
よくよく考えたら、しおみさんはオーズをまったく知らないので断念。

今回、実はライブ以外については割と適当なプランだったので、この先の予定について、
朝食を摂りながら談義していたところ、気付いたら1時間半ほど経過していました。
09:30も回り、気付くと徐々に人だかりも増えてきたようでした。
あまり増えてくると移動し辛くなるので、ぼちぼち移動を開始。

時間はまだまだあったので、ちょうど上映期間中の劇場版「マリア様がみてる」を、
今日の内に見てしまうことにしました。という訳で、チケット求めて池袋テアトルダイヤへ。
向かいの映画館の壁一面に貼られた、なのはさんの巨大ポスターに気を取られつつも、
無事にチケット購入完了。割と席は空いている様子でした。
ふと、案内の表示を見ると、18:05の回ではイベント上映とありました。
よくよく見てみると、この回では劇場版のテーマ曲を唄われたCooRieさんが、
上映前に登壇ゲストとして来る予定なのだそうな。ならばその回を!と云いたいところなのですが、
残念ながらその時間帯はちょうどライブの真っ最中。見たかったッ……!
東京だとこういうイベント上映も頻繁にあるみたいなのが、地方民としては羨ましいですね。
(※ちなみに翌日の同じ時間の回では蓉子さん役の平田薫さんがゲストとして来ていたそうです)
(※平田薫さんはマジレンジャーの山崎さん役や、ダブルの須藤雪絵役なんかもされてます)

また、上映予定のコーナーにポスターが貼ってあった、
「ライトノベルの楽しい書き方」という映画が、なんだか妙に興味深かったです。

チケットを購入した後は、上映時間まで池袋周辺をうろうろ。
乙女ロード外でも、池袋の本屋のラノベコーナーではデュラララ!がやはりイチオシとか、
心霊スポットと話題の公園に行ってみたら、確かにどことなく嫌な空気を感じたとか、
気まぐれにローソンに立ち寄ってみたら、例によってクリアファイルは全滅だったとか、
道中では様々な発見がありました。そして気付けばお昼前。
しおみさんの携帯の歩数計によると1万歩ほど歩いていたらしく、小腹も空いてきました。
という訳で、上映前に早めに昼食を摂っておくことにしました。

昼食はベルカンプ発光隊長よりオススメされたラーメン屋に行ってみる予定だったので、
あらかじめ印刷してきた地図を頼りに探してみると、それほど迷うことなく目的の場所に到着。
向かったのは「馳走麺 狸穴」と「池麺 KINGKONG」(※二店とも隣り合っています)
着いた時には開店5分前だったのですが、「狸穴」の方は結構な行列ができていて、
悠長に並んでいたら上映に間に合わない可能性があったので、
比較的空いていた後者の「KING KONG」の方に入ってみることにしました。

自分はお店のメインメニューらしかった「トロフルつけめん」の食券を購入し、席に着きました。
中盛まで無料とのことだったので、迷わず中盛に。朝ご飯を食べたばかりな気もしますが、
ここまで歩き通しだったので、ここらでがっつり食べておこうと思った次第。

少し待つと、注文の品がテーブルに運ばれました。
トロフルというだけあって、つけ汁が本当にトロトロで濃厚。
汁の部分はお代わりも可能ということでしたが、とにかく濃厚なので、これがなかなか減りません。
最終的には、麺とほぼ同時につけ汁がなくなりました。絶妙な配分だと思います。
「フル」の部分は「フルーツ」らしく、数種類のフルーツジャムを隠し味に使っているとのことで、
甘いとも辛いともしょっぱいともつかぬ独特の味が逆に癖になり、箸が止まりません。
「トロフル」の「トロ」は「トロトロ」であり、また「トロピカル」でもあるのかもしれません。
次回また池袋に行く機会があったら、是非また立ち寄ってみたいお店だなと思いました。

昼食を終えると、時間はちょうど上映15分前。いい時間だったので移動を開始しました。
ちなみに昼食の場所からテアトルダイヤまでは徒歩3分程度。すぐに到着し、入場します。
入り口には、実際に撮影で使ったらしい、私立リリアン女学園の制服が飾られていました。
館内は思ったよりもこじんまりとしていて、100席あるかないか、と云ったところ。
また、思ったよりも男性客が多いようだったので、一安心でした(何が)
予告なし上映ということで、他の映画の宣伝などを挟まず、時間きっかりに始まりました。

本編の上映前に、祐巳と祥子様による映画館でのマナーCMが流されました。
これはFLASHアニメで、キャストもアニメ版のままのようでした(※自分はアニメ版は未見)
また、つい最近PS2のひぐらしをプレイしていた自分は、
祥子様の声がどうしても鷹野さんに聞こえてしまい、気が気ではありませんでした。

本編が始まると、祐巳のモノローグがさっそくたどたどしい滑舌で披露され、冷や冷やモノでした。
左隣に座っていたカップル?も、どうやら同じように思っていた様子で、
そんな滑舌で大丈夫か?と云った顔をしており、時折「えっ」という声も聞こえました。
しかし後半は流石に演技力も上がったのか、それほど気にはなりませんでした。
(※単にこちらが馴れただけだとかそういう訳ではないです、多分)
ところどころで、明らかに声と口の動きが合っていない部分があったりもしたのですが、
長台詞の対策だと思うことにします(※実際、長いカットのシーンでこうなることが多かったです)

ストーリーについてはいわゆる原作ブレイクをまったくしていなかったのが好印象でした。
本当にびっくりするくらい忠実で、小説版の流れをきっちりと確実になぞっています。
故に、逆に意外性がなくて面白くないという部分もないでもないのですが、
あまり冒険されると大変な事故になりそうなので、これはこれで良いのだと思います。
以前も書きましたが、個人的にイチオシの蔦子さんがただただ可愛かったのでもう全然OKです。

終盤、劇のシーンの辺りで、隣のしおみさんが完全に寝ていたという衝撃的な事態もありましたが、
急いで(ヒジで)起こして、どうにか事なきをえました。
しかしストーリーを把握している人間としては面白みは確かになく、静かなシーンも多いので、
睡魔に襲われてしまうのも仕方ないのかもしれません。

上映終了後、受付でパンフレットを買おうとするも、どうやらない(売り切れ?)様子だったので、
代わりにと、パーフェクトブックを買ってみました。なかなか充実の内容で満足。
冊子の中のキャストインタビューで、志摩子さん役の高田里穂さんが、
物凄い勢いでオーズの宣伝をしてたのには思わず笑いました。
(※高田里穂さんは仮面ライダーオーズでヒロインの泉比奈役を演じられています)

映画を観賞し終えて、外に出ると時刻は午後13:30。
真正面に見えるなのはさんの巨大広告は、目に入る度に強烈なインパクトを受けます。
ようやく午後に入ったものの、ライブの開演まではまだまだ時間があります。
なんだかいつになく濃厚な一日を過ごしている気がしますが、
このままではライブ前に体力を使い果たしかねません。

小腹も空いたので(※空き過ぎだ)、映画館近くのデニーズで小休止することにしました。
とはいえ、先程昼食を食べたばかり。流石に重たい物を食べる気分ではなかったので、
無難に「マロンとさつまいものパフェ」とやらを注文してみました。
池袋ということもあってか店内の女性比率が高め。というより9割が女性で肩身が狭かったです。
もっと云えば、どうもこちら側の世界の淑女の方がやはり多い様子で、
よくよく聞き耳を立ててみると(※立てるな)、デュラララやらヘタリアやらバサラやらと、
そっち方面の話題が、あちらこちらから聞こえてきました(※誇張でなく)
隣の席の、佐咲紗花さん似のJKなんかもGRANRODEOについて熱いトークを繰り広げており、
どうしても気になってしまい、食事になかなか集中できませんでした。池袋恐るべし。

そんな苛酷な環境の中で(いやいや)しばらく休憩した後は、ぼちぼち渋谷へと移動することに。
MELL様の1stライブ、去年のKOTOKOさんライブ、そして今回と「SHIBUYA-AX」も3回目でしたが、
今までの2回、会場に着くまで渋谷を無駄にさ迷う羽目になるという実績があったので、
今回はちゃんと行けるのか心配ではありました。冷静に考えたらほぼ真っ直ぐなんですけどね。
あとやはり原宿から行った方がどうも楽な気がするので、次からそうしようと思います。

人通りの激しい渋谷の町をしばらく歩き、ようやく目的地に到着。
無事、迷うことなく辿り着くことができました。常にこうありたいものです。
時計を見ると、時刻は16:00を少し回っていました。
物販は16:00から開始とのことだったので、自然と足が速まります。
ライブ限定販売CD「OUTFLOW -MELL Dimention Style-」は是非ゲットしておきたいところでした。

さあ、いよいよライブです。

会場に着くと、物販は既に開始しており、長蛇の列ができていました。
入り口の近くにあった張り紙を見ると、先行物販は16:50で締め切り、との表記が。
現在の時刻は16:20と、列の数から見て確実に買えるかどうかはやや微妙なライン。
スタッフの方からも、「今から並んでも買えない可能性があります」とのアナウンスが。
もう少し早めに並んでおくべきだったかなと、頭の中が焦燥感と緊張感で一杯になりました。

しかし並んでみると、案外と列のはけが早く、希望が見えてきました。
それもその筈、途中から物販のコーナーを二つに分けたようで、
CDのみ購入する人用の列が、別に分けられているようでした。
自分は今回、キャンドルやタオルも買いたいところだったのですが、
予算がいよいよ厳しかったこともあり、涙を飲んでCDのみを買うことに。無念です><;

マイミクのきってるさんに代理購入を頼まれていた分も含め、無事に購入完了。
(※きってるさんもこの日東京にいましたが、別のライブでZEPP TOKYOの方にいたようです)
(※それと同じライブに、マイミクの赤いセルボさんも参加されていたようです)
(※ぶっちゃけて云うとみのりんです)

時刻は16:45と、何気にギリギリでした。販売終了時間は予定より少し延長していたようでしたが、
自分が買った後、少しして締め切っているようでした(※先行分でCDは売り切れていたという話も)
とりあえず、第一の任務は無事達成。あとはライブの開場を待つばかりです。

グッズコーナーを良く見てみると、KOTOKOさんのライブでも見たケミカルライトグローブや、
サイリウムのセットなんかも一緒に販売している様子でした。
前回のライブでは、サイリウム等の光り物は完全禁止だったので、これは意外でした。
公式でも禁止等のアナウンスは特にされていなかったので、
もしかしたら今回は使用可能なのかもしれません(※一応、ペンライトは3本持参していました)

開場時間も迫ってきたので、とりあえず本番に備えてロッカーに重い荷物を仕舞い、
ついでに上着もキャストオフ。時期が時期なのでいささか寒かったのですが、
周りを見てみると半袖一丁の方も結構沢山いて、その気合の入りっぷりが見て取れました。
あと開場限定販売のTシャツ(黄)が目立つ目立つ。待ち合わせなんかには最適だと思います。

APEC対策でほとんどの駅のロッカーが使用不可ではありましたが、
流石にAXのロッカーは普通に使えたのが幸いでした。
ロッカーは個人的にキリ番である753番が空いておらず(※先月のライブでは193番を使用)、
またラッキーセブンの777番も見事に空いていなかったので、その隣の786番を使用しました。
満杯になりそうなイメージもあったのですが、案外そんなことはなく、思ったより余裕がありました。

やがて会場時間になり、10番ずつの区切りで、整理番号が呼ばれ始めます。
入場順は、A席→2階席→B席の順。ちなみに自分はAの172番でした。
決して良番ではありませんが、どういう席であろうとこういうのは情熱が一番大事なんです。

しばらく待っていると、170番から180番の入場のアナウンスが。いよいよ入場です。
幸いなことに雨は降っていなかったのですが、寒空の中しばらく待っていたので、
身体はかなり冷え込んでいました。しかし会場内に立ち込める熱気ですぐに全回復。

入場時にドリンク代の500円を払い、ドリンクコインと交換。
こういったドリンクは、今まではライブ終了後にゆっくりと引き換える派だったのですが、
先日のKOTOKOさんの夏ライブでそれやったら、ライブ中に脱水症状一歩手前になったので、
今回は素直にライブ前に交換しておくことにしました。
という訳で、カウンターにて「シャンディガフ」と交換。まさかのアルコールIN。
ライブでアルコールを飲むのはたまにありますが、ライブ前にアルコールを入れるのは、
なんとなく初めてのような気がします。やはりMELL様のライブだと心構えが違いますな(えっ)
(※あと冷静に考えたら、アルコールだと脱水症状対策になってない)
よくよく見たら、何気にしおみさんもシャンディガフと交換しているようでした。

交換後は急いで(シャンディガフをこぼさないよう、注意しながら)一階席へ向かいます。
172番ということで、もっと後ろの方になるのを想像していたのですが、いざ入ってみると、
案外と前の方(左寄りの花道からかなり近い辺り)を確保できたのが何気に嬉しかったです。

無事に席(?)も確保し、改めて周りを見やると、
やはりMELL様のライブというだけあって、ガタイの良い方やワイルドな方が多い印象(※失礼)
同じI've Soundでも、歌い手によってファン層が大きく異なってくるのがまた面白いですね。

シャンディガフも入場5分で飲み干し、元々(秋田県民なのに)酒に強くない自分は、
この時点で既にできあがっていました。かっかと頬を赤くしながら、今か今かと、開演を待ちます。
開演前の場内BGMは、「master groove circle」の楽曲を流しているようで、
MELL様に限らず、KOTOKOさんやまみさん、島みや先生の曲もばっちり流れていました。



時刻は18:00。
いよいよ開演です。



01.Ave Maria(アヴェ・マリア)

照明が落とされ、少しの間をおいて、厳かな雰囲気で幕が開きました。
ライブでは、本人が登場した瞬間に歓声が上がる場合がほとんどだと思うのですが、
今回のライブでは、幕が開いた瞬間に声を発する人は、一人もいませんでした。
いなかった、というより、声を出せなかったと云った方が正しいのかもしれません。
会場の数百人、その誰もが息を飲んだ、圧倒的な存在感を見せ付け、
ステージに現れたのは、純白のドレスとヴェールに身を包んだMELL様。
やがて、その口から、予想外のメロディーが放たれました。それは「アヴェ・マリア」
劇場版マリみてを見たのと同じ日に、アヴェ・マリアを、それもMELL様が唄うものを聴けるとは、
タイミングが良過ぎて、運命を感じずに入られませんでした。

02.FIXER

一転。激しいイントロが耳を劈きます。同時に、半開きだった幕が一気に開け放たれ、
これでもかというくらい攻撃的な照明と伴奏が会場中を包み込みます。
さらに、MELL様は、着ていたドレスを荒々しく破るように脱ぎ捨て、ロック風の衣装にチェンジ。
2曲目開始3秒で、会場中が縦ノリのぶち上げテンションへと切り替わりました。
やはりMELL様のライブはI've系のライブの中でもテンションの高さが段違いです。

03.RIDEBACK

3曲目にしてまさかの「RIDEBACK」
是非ともライブで聴いてみたい1曲だったので、自分のテンションはここで既にMAXに。
同じ考えの人も多かったのか、3曲目にして会場中が体力配分を考えないレベルの盛り上がり。
ステージ上でのMELL様のパフォーマンスや表情作りもとにかく素晴らしく、
この辺りの演出はI've Soundの中でも随一だなと感じました。
照明効果も、前回にも増して力が入っており、ライブ全体の雰囲気に華を添えていました。

04.Infection

ハードなナンバーはまだまだ続きます。こんな調子で大丈夫か?大丈夫だ、問題ない!
この辺りになって気付きましたが、自分含め、周りの方々は、光り物を一切使わず、
ほとんど拳のみを振り上げていました。光り物禁止のアナウンスはなかったにも関わらず、です。
開演前にサイリウムを準備していた方も、最前付近の方々も皆揃って、
拳のみをMELL様に向かって高く高く突き上げています。
MELL様の持つ独特の空気作りが自然とそうさせたのかもしれませんが、
会場の一体感はこの時点で凄まじいことになっていました。

MC

ここでMELL様からの挨拶。会場中が元気に応えます。
「皆さん、RIDEBACK見てくれましたかー!」との問いには、
心の中ですみませんを連呼するしかありませんでした。今度全巻一気レンタルしてきます。
「Infection」については、「学園黙示録……(えっと、)ゾンビもの」と、
やや躊躇いがちに(タイトルを失念?)云うMELL様に萌えました。
MELL様は元々ゾンビ物には目がないというくらい、ゾンビ物が大好きで、
「Infection」はゾンビ視点に立って詞を書いてみた、との話がありました。
そして続いての曲は、なんで前回のアルバムに入れてくれなかったのかという、
皆の熱い声のおかげで、今回のアルバムにようやく入れることができたあの曲を、との話が。

05.砂漠の雪

歌の出だしの時点で、歓声が上がります。ここで更なる衣装チェンジ。
MELL様を語る上では外せない至高の名曲「砂漠の雪」が、
武道館ライブ、そして1stライブから更なる時を経て、再びファンの前に降臨しました。
サビでは自分含め、一緒に唄う方も沢山見られ、軽い合唱モードとなりました。

06.Love illusion

間髪入れずに、「Love illusion」に突入。「砂漠の雪」から、この「Love illusion」への流れは、
歌にまつわる事情を知っていると深みが増しますね。

MC

ここでは「砂漠の雪」とその続編的楽曲である「Love illusion」に関するお話が。
MELL様曰く、「砂漠の雪」は、ある女の子が氷のように冷たい男性にアタックしたところ、
「ダメ!」と真っ向から一瞬で否定されてしまい、打ち破れる可哀想な女の子の歌。
そして「Love illusion」は、その後、男の氷のような心が解け、女の子に惹かれるようになるのですが、
今度は女の子の方が男との駆け引きを逆に楽しむようになってしまった、という歌であるとのこと。
「酷い女ですね」というコメントには、会場中から笑いが。
(※ちなみに2曲ともMELL様の実体験では決してないそうです)
MELL様の大人の女性なトークにメロメロになりつつ、次の楽曲へと移ります。

07.Fascination

トランス色たっぷりながらも、大人な魅力満載のナンバー。
ここまでスローテンポの曲が未だなく、ノンストップの縦ノリなのですが、
勢いが衰えている人はまったく見当たりません。このまま最後まで全力全速の完全燃焼です。

MC

ここでは、MELL様による「愛」についての深く熱いトークが繰り広げられ、えいるさん興味津々。
そして「愛」とは「蜃気楼」であるとの締めの言葉の後、それにまつわるアルバム表題曲へ。

08.mirage

元々重厚な曲ではありますが、ライブ会場という環境で改めて聴くと、
会場全体を揺らすかのような重低音が凄まじく、身体中にズンズンと響き渡りました。
激しくも美しい伴奏と歌声に聴き惚れていると、ここで衝撃的な事態が。
曲の終盤、最大の盛り上がりの部分で突然、ふっと音楽が停止。
その瞬間、銃声の音と共に、MELL様の胸から硝煙と血が噴き出しました。
この衝撃の演出には、会場中が唖然。
胸から血を流し、苦しみながらも歌い上げるMELL様の姿には思わず感動。
女優顔負けの演技にも驚愕でした(※いや、もしかしたら本当に撃たれていたのかもしれませんが)
曲を唄い終えると同時に、床に崩れ落ちるMELL様。それと同時に、幕が閉じました。
あまりの事態に、皆、一言も声を発することができずにいました。

幕が閉じた後、豪雨と雷鳴の音、そして雷を思わせる照明効果が、会場を演出します。
しばらくステージの様子を見ていると、少しずつ雨音や雷鳴が小さくなり、
それと共に、かなり以前に聴いたことのあるイントロが流れ始めました。

09.悲しみの花

昔からのファンにはお馴染みの名曲、まさかまさかの「悲しみの花」です。
あまりに意外なセレクトに、イントロの瞬間、小声で「嘘だろ……!」と呟いてしまいました。
幕が開くと、そこには傷も塞がり、衣装替えしたMELL様の姿が。MELL様に死の概念などない!
ここでは、美人過ぎるバイオリニスト、輪月映美さんがゲストとして登場。
バイオリンの音が新たに加わった「悲しみの花」は、
新しい力を得て生まれ変わったかのように、その魅力が何倍にも高まっており、
もういっそこのまま音源化して欲しいと思えるほどの、素晴らしいものでした。

MC

ここで改めて、MELL様からバイオリニストの輪月映美さんの紹介があり、
それと共に、今回はもう一人ゲストがいるというお話が。
今回のアルバムの作成にも深く関わった方で、ライブではもうお馴染みの方とのことでした。
となると、もうあの方しかいませんね。そう、森岡賢さんの登場です。

10.Princess bloom

引き続き、輪月映美さんによるバイオリンを交えながら、
その後ろで相変わらずの存在感を放ちながら激しいパフォーマンスを繰り広げる森岡賢御大。
それを率いるMELL様という構図は、異質ながらもどこか不思議な一体感も感じました。
三者三様の個性が混ざり合い、CDで聴くのとは、また違った魅力の一曲となっていました。
また、ここでも更なる衣装チェンジ。今回はMELL様の衣装が本当に千変万化の変わりようでした。
輪月さんの出番は残念ながらここで終了のようで、名残惜しくも、ステージを後にされました。

11.Teleportation guy

くるぞくるぞ、と思っていたら、案の定、例の部分で会場全体が「フッフゥ〜♪」
お前らシンクロ率高過ぎです(※勿論、自分もやりましたが)
森岡氏の動きもますますヒートアップ。色々な意味で目が離せません。
花道の方まで出て来られた時は、周囲から歓声が飛び交いました。

12.no vain

がらりと雰囲気を変え、この意外なタイミングで「no vain」
MELL様の楽曲の中でも特に人気の高い一曲ということもあり、
イントロの時点で、会場は発狂モードになりました。

13.kicks!

続けての「kicks!」、この流れは卑怯です。もうこの2曲で盛り上がらない訳がないのです。
「悲しみの花」でのゆったりとした空気が幻だったかのように、
会場全体が拳と声を張り上げ熱狂しました。「kicks!」のライブ映えは本当に尋常ではない。

14.MY PRECIOUS

後半はMELL様指導の元に合唱。

アンコール。



15.Red fraction

イントロ1秒で、会場全体がこの日最高のノリに。
「Red fraction」の名をこれでもかと表現した赤いステージライトが会場中を照らす中、
周りの誰も彼もが一心不乱に拳を振っていました。



16.KILL

会場の暑さが冷める暇もなく、ここにきての「KILL」あまりにも卑怯過ぎる。
この2曲だけでも死人が出てもおかしくない程の熱気でした。
曲の後はMCが挟まれましたが、流石に皆ほうぼうの体。

アンコール(2回目)

17.Proof

ライブのラストを締めくくるは一曲。
穏やかな曲ではありますが、サビはMELL様より「一緒に唄って!」との呼びかけがあり、
皆で合唱。元々一つになっていた会場が、さらに絆を深めた瞬間でした。
二番のサビが若干うろ覚えだったのが今回自分の中でかなりの反省点。

18.美しく生きたい

Proofで全行程終了、かと思いきや、やはりこの曲がきました。
厳密にはライブのセトリには入りません。なぜならこれは退場時のBGMだったからです。
バンドメンバーが退場した後、MELL様がステージに残され、同時にあのイントロが。
それは1st LIVEの最後の合唱を彷彿とさせました。自然と始まる「美しく生きたい」の合唱。
皆、前回以上に合唱のクオリティが高い! サビではMELL様も一緒に歌われていました。



そんなこんなで多大なる余韻を残したまま、無事ライブは終了しました。
今回は1stの時と違い、サイリウムは特に禁止されていないライブだったのですが、
前回同様に、終始拳のみを振り上げて盛り上がってる方がほとんどでした。
自分もサイリウムは一応持参していたのですが、結果的にはほぼ全て拳でした。
やはりMELL様のライブといったら拳!というのが定番になりつつありますね。

また、ライブ中だけでなく終わった後の会場の皆の表情が本当に良くて、
心の底から楽しんでいる様子が見て取れました。本当に好きな人達が集まってるんだなと実感。
終了後、周りから「今までで一番のライブだったね」という言葉があちこちから聞こえたのが印象的でした。
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