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KOTOKO 2nd Maxi Single 「Re-Sublimity」
発売日:2004/11/17
KOTOKOの2ndマキシシングル。アニメタイアップの第2弾でもある。
アニメ「神無月の巫女」のOPとED、そして挿入歌の3曲を収録。
初回限定版には表題曲の「Re-sublimity」の本人出演PVと、
「Suppuration -core-」のアニメPVを収録したDVDが付属。



01 Re-Sublimity

Vocal.KOTOKO Words.KOTOKO Music.高瀬一矢 Arrange.高瀬一矢
第一印象では、あまりインパクトを感じなかった。まるで昔のI'veの楽曲のようだと。
しかしそれはすぐに間違いだと気付いた。この曲の魅力は「原点回帰」だ。
初めて「I've Sound」という音楽に触れた時に感じた、あの衝撃。あの感覚。
懐古的な曲調に対し、穿った捉え方をしてしまっていたが、これこそ正に正統なる「I've Sound」だろう。
そんな言葉を手放しに言えてしまうほど、この曲にはI'veらしさが十二分に凝縮されている。
極めて激しいアップテンポな曲調とは対極に、KOTOKOさんによる歌詞はどこか物悲しさを感じさせる。
そんな曲と詩の相乗効果が、曲全体に不思議なパワーと奇妙な魅力を生み出している。
2004年度を代表する楽曲と言っても過言ではないだろう。。



02 agony

Vocal.KOTOKO Words.KOTOKO Music.中沢伴行 Arrange.中沢伴行
「Re-sublimity」が高瀬一矢氏「原点回帰」ならば、この「agony」は中沢伴行氏「原点回帰」なのだろう。
カップリング曲ながら、リード曲に劣らない存在感に中沢氏の強い意気込みが感じられる名曲だ。
そんな曲の乗せて放たれるKOTOKOによる詩も素晴らしく、ほんの数行の詩の中にで、
壮大な世界観と物語を構築できるその能力には、ただただ敬服するばかりだ。
また「Re-sublimity」「agony」とともに、アニメの内容にこれ以上ない程にマッチしているのも魅力。




03 Suppuration -core-

Vocal.KOTOKO Words.KOTOKO Music.高瀬一矢 Arrange.高瀬一矢
元々は「KOTOKO FIRST LIVE TOUR 2004 <羽 -hane->」で販売されたCDに収録されていた楽曲。
初めてこの曲を聴いた時は脳が揺さぶられるほどの強い衝撃を受けたものだ。だからこそだが、
今回のリミックスに関しては、正直なところ期待半分、不安半分といった部分があった。
原曲のままでも十分に完成された曲だと思っていたし、無理してリミックスする必要性は無いのではと。
しかし、実際に楽曲を聴いてみての印象は、これぞ「Suppuration」の完全版。
基本メロディーはそのままに原曲を完全補完している、全く無駄のない完璧なバージョンアップだった。
伴奏やコーラス、圧巻のギターパート等、様々な要素が新たにプラスされているが、
余計であると云える要素は皆無であると言える。





特典DVD

初回限定版に付属の特典DVD。表題曲「Re-sublimity」の本人出演PVと、
「神無月の巫女」のアニメ映像を使用した「Suppuration -core-」のPVが収録されている。

・Re-Sublimity

この玉置成実は……何?
当時PVを見た人の内、10人中9人がそう答えたとか答えなかったとか。

冗談は置いておくとして、今回のPVでは「羽 -hane-」の時とはまた違った豪華さを感じた。
メジャー進出後のシングルとしては初のPVということもあり、映像の作り込みや構成が流石の一言。
PVに限らず、CDのデザインや歌詞カードの造り等、細かい所まで丁寧に作られているとように思う。
これがメジャーレーベルの力、と云ったところだろうか。

映像の内容は、全身が包帯グルグル巻きで髪は何故か真っ白と云う、
そこに至るまでにいったい何が合ったのか気になる状態のKOTOKOが、
全面白色の壁で覆われた部屋を舞台に表題曲「Re-sublimity」を唄い上げるといったもの。
時折、未来風の服装で激しく踊りながら熱唱するKOTOKOさんの姿が挿入される。


・Suppuration -core-

プロが作ったMADムービーとして見るのが吉。
風の噂で、曲と映像の合わなさが尋常ではないという話は聞いていたが、
別にそれは本編のOP映像でも言えることなので気にしていなかったが、
実際に見てみると想定以上で、ネタかもしくは悪い冗談にしか見えない。
悪い意味で必見なので、突っ込みを入れながら見ると、よりいっそう楽しめる気がする。
前々からっぷりは風の噂で聞いていたのだが、これは想像を遥かに越えていた。

「Suppuration」を発表当初からアニメで使うという予定が元々あったのかどうかは実際分からないが、
予定が無かったことを前提として考えると、既存の曲を挿入歌として使うのは、
やはり無理があったのではと思う。既に「物語」として完成された楽曲を、
「違う物語」として作られた枠の中に組み込むと云うのはやはり無謀だったのだ。
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