SHORT CIRCUIT
	発売日：2003/11/27
	I'veの楽曲の中から「電波ソング」のみを選んで収録したアルバム。 ジャケットイラストは「恋愛CHU！」の原画を担当された有末つかさ氏の描き下ろし。キャラクターのモデルはKOTOKOさんと詩月カオリさんである。

	01	Change my Style 〜あなた好みの私に〜
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.KOTOKO　Arrange.高瀬一矢

電波曲の集大成の栄えある一発目を飾るのはこの曲。
このアルバムで初めてI'veの電波に触れる方はこの一曲目でいったいどんな感情になるのだろうか。
振り切れた曲を最初に持ってくることで、ある程度ふるいに掛けられている感もあります。
まさに素人にはオススメできない。アルバムの最初を演出するには最適の楽曲であることは確か。

	02	恋愛CHU！ -Remix-
	Vocal.KOTOKO to 詩月カオリ　Words.KOTOKO　Music.中沢伴行　Arrange.中沢伴行

２曲目にして早くも登場するのは電波ソングの金字塔。
伴奏自体は原曲とほぼ変わりなく、最大の違いはAKIさんパートが詩月カオリさんになっている点と、
KOTOKOさんパートが以前にも増してこなれているという点。
演技の向上した台詞パートのはっちゃけ具合は良い意味でも悪い意味でも進化しています。
ボーカルがここまで違うだけで完全に別の曲に聴こえてしまうのはもはやマジックの域。

	03	消えない想い -Album Mix-
	Vocal.詩月カオリ　Words.ますだ由希　Music.羽越実羽　Arrange.羽越実羽

オリジナルから多少アレンジされていますが、それほど派手なアレンジでもありません。
どちらのバージョンも嫌いではないですが、基本的には可もなく不可もなく。
元々の曲が好きな方ならば聴いておいて損なしの一曲かと思います。

	04	さくらんぼキッス 〜爆発だも〜ん〜
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.C.G mix　Arrange.C.G mix

もしかしたらこの曲目当てでこのCDを買った方は結構いるのかもしれない。
今回の収録に関してのアレンジ等は特に無いと思われるので、このCDが初見の方も安心。
敢えて云うなら出だしが若干違いますが、気にして聴かなければ分からないレベルの違いです。
それでも今まで何度もこの曲を聴いている生粋のキュンキュニストは微妙な違和感を感じるかも？

	05	レモネード
	Vocal.詩月カオリ　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.高瀬一矢

今回のアルバムのオリジナル楽曲。聴いてみると実はそれほど電波でもありません。
ネット恋愛をテーマにしたであろう歌詞と詩月さんの歌声が絶妙にマッチした楽曲になっています。
また、明言はされていませんが、PCゲーム「恋愛CHU！」のストーリーに沿っている部分が多くあり、
作品を知っているか知っていないかで評価が大きく変わる曲でもあります。

	06	You're my treasure
	Vocal.TWINCLE（KOTOKO･AKI･RIMIKKA）　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.高瀬一矢

知る人ぞ知る希少ユニット「TWINCLE」が唄った唯一の楽曲。
今回の収録に辺りRIMIKKAさんの詳細が遂に明らかに！なるかと思ったがそんなことはなかった。
再録をされていた場合は、もしやの復活なんて可能性も一瞬考えたりしたんですが、
勿論そんなコトはなく、目立った変更点なども全く見られないコトから、
以前の音源をそのまま収録したものと思われます。RIMIKKAさんは今何処に。

	07	Senecio -Album Mix-
	Vocal.詩月カオリ　Words.KOTOKO　Music.中沢伴行　Arrange中坪淳彦

「Senecio」を聴き慣れた方や思い入れのあるにとっては特にインパクトが大きいと思われる楽曲。
「LAMENT」と一緒に買って「おいおいまたSenecioかよ」とか一瞬でも思った人は、
この神アレンジの前で土下座するべき。それほど元の曲とのギャップが激しいアレンジです。

	08	あちちな夏の物語り
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.高瀬一矢

これも恐らくアレンジ等は無しかと思います。戯画さんには毎度毎度お世話になりっぱなしですね。
個人的に思い入れのある楽曲なので、この楽曲こそリミックスして欲しかったのですが残念。
よくよく突っ込まれる「物語り」はここでもそのままなので、どうやら誤植では無いみたいです。

	09	Magical Sweetie
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.中沢伴行

まさかこの曲がアルバムに収録される日がこようとは。
色々な事情もあってか、あまり表の出ることのない隠れた名曲だったんですが、
今回晴れて収録と云うコトで、CD音質で聴けるコトに感激した方も結構いらっしゃったのでは。
でも裸足少女のロゴだけは唯一ジャケットに載ってないんだなこれが（闇深）

	10	Cream+Mint
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.C.G mix　Arrange.C.G mix

ゲーム収録版ではノイズが云々と当時割と騒がれていた気がする曰く付きの楽曲。
電波曲というよりも、終始可愛らしい雰囲気の楽曲です。
ちなみに今回収録の中で戯画さんのゲームの楽曲はこれで3曲目。本当に頭が下がります。

	11	Pure Heart 〜世界で一番アナタが好き〜 -Remix-
	Vocal.詩月カオリ　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.中沢伴行

原曲を聴き倒していたこともあって、これ間違いなく先入観が邪魔をすると思ったんですが、
詩月さんバージョンもなかなかに捨てがたい。
個人的にはこちらの方が若干のエロさを感じてとても好き。
なお、ボーカル以外の変更点はほぼ無いかと思われます。

	12	想い出は風の中で…
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.中坪敦彦

今回の収録曲の中で、最も電波曲という範疇から遠い気もする一曲。
特に変更点等もありませんが、元々レアな音源であるので、収録は素直に喜びたいところ。
この位置に「Princess Bride!」が来ていたら完璧だったんですが、
肝心の「Princess Bride!」のサウンドトラックと発売日がモロにかぶっていた為、
流石にここで収録するわけには行かなかったんだろうなあと妄想。

	13	Short Circuit
	Vocal.KOTOKO　Words.KOTOKO　Music.高瀬一矢　Arrange.高瀬一矢

トリを飾るのは、アルバムタイトルと同じ名を冠した、書き下ろし楽曲。
電波というよりはむしろ予想以上に突き抜けて爽やかな印象の楽曲に仕上がっています。
アニメソングのOPとして使われても意外と違和感が無いかもしれません。
また、歌詞を良く見るとこれまでの電波ソングで見たフレーズがちらほらと散りばめられています。
成程、これはI'veにおける電波ソングの集大成ということなのかもしれませんね。