このフェチ本がすごい!
2013

(Date.2014.3.20)

このフェチ本がすごい!2013



2013とか云いながら平然と2012年発行の物とか混じってますが、そこは気にしない方向性で!
漫画とかと違って全体の弾数がそもそも少ないんだよ!(そんな沢山出てても困るけども)



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くろタイ女子



発売日にWonderGooに突撃するも、店頭に置いてなかったので、
女性店員さんに「くろタイ女子って置いてますか」と恥を忍んで聞く羽目になった、因縁の一冊。

「くろタイ女子」と銘打っておきながら、
灰色(黒くない)とか、ニーハイ(タイツですらない)とか、生足(そもそも穿いてない)とか、
ところどころ脱線しているページが相当数あるのが気になるものの、
これは全体に緩急をつける為に敢えて盛り込んでいるのだと前向きに考えてみるテスト。

 ちなみに「コンセプトと関係ないページがいくつかある」とか、
 「後半のページになる程方向性がおかしくなってくる」というのは、
 「フェチ本あるある」なので覚えておいても損はないです(得もないです)

各ページの隅には、タイツの材質やデニール数なんかも記されているので、
自分の好きなタイツの濃度を測る上での指針にもなるのではと思います。
ちなみに自分はこの本のおかげで黒タイツの女性を見た時に、
「おっ!110デニールですね」と少しずつ見切れるようになってきました。





晴れのちツインテール、日本ツインテール百景、キミ色ツインテール

  


ツインテールの女性だけを集めたツインテールフェチ本3部作。
ビレバンとかによく置いてるので見掛けたことがある人も多いのではないかと思います。

それぞれについて詳しく書いてるとそれだけで無駄に長くなると云うか、
ぶっちゃけこの項目だけでコーナーが一つ別に書き上がるレベルなので、
(主観になりますが)それぞれを簡潔に区別すると、

 ・写真としての完成度が高いのが「晴れのちツインテール」
 ・より多くのツインテール美女が見られるのが「日本ツインテール百景」
 ・モデルさんのセレクトが豪華なのが「キミ色ツインテール」

になります。 だんだん「ツインテール」がゲシュタルト崩壊してきた。

「晴れのち〜」は写真の雰囲気が良い物ばかりで、所謂外れページがほとんどありません。
一作目というだけありツインテールが自然に似合う女子が多くセレクトされており、
この本の為に無理やりツインテールにしましたよ、といった不自然さを感じさせないのも良し。
本の形状がやや個性的なせいで、本棚に差す時に高確率ではみ出るのが困りどころ。

 ちなみに本の判型がそれぞれバラバラで、本棚に並べた時に高確率でカオスになるのも、
 「フェチ本あるある」なので覚えておいても損はないです(得もないです)

「百景」は百景というだけ合って、100人のツインテール美女の写真が掲載されており、
ボリュームは随一。かつフルカラーで1800円と価格もかなり良心的(一般的なフェチ本基準)
ただ、一人辺りのページ数が2ページと少なく、これといって心が震えるような写真も無いので、
あくまでもツインテール女子をまとめたカタログ、もしくは名簿といった物に近いです。
掲載人数は圧倒的に多いので、男子数人で回し読みをしながら、
それぞれの好みの女子を探してみるというのもまた面白いです。不毛で。

「キミ色〜」は前述したように、選出モデルが異様に豪華。
例を挙げると栗山千明、トリンドル玲奈、益若つばさ、夏帆、くみっきー等々、鉄板の面子。
なおえいる氏は千明様と日南響子目当てで購入した模様。

それでいて価格は1260円と、お手軽価格なので、これ系の本の入門にはもってこい。
その反動なのか、全体のボリュームの少なさ、特に一人一人のページの少なさがやや残念な一冊。

ちなみにこの3冊を企画したところから、先日「ツインテールと機関銃」という、
とても頭の悪いタイトルの新作も出たので(買いました)、
そちらについては「このフェチ本がすごい!2014」にご期待下さい(予定は未定)





Re:あしぱん。



順を追って詳しく説明すればする程余計に引かれる気がするので、
オブラートとかを一切使わずストレートに概要を云ってしまうと、
着衣のままパンツを足までずり下ろした女の子の写真集です(真顔)

今回取り上げた中では文句なしに、一番際どい写真集なのではと思います。
履いているのか、履いていないのか、それが問題だ。
いや、ダミーのパンツを下ろした上で、スカートの中ではしっかりもう1枚履いてるってのは、
感覚で分かるんです。見えないけど分かるんです。大人だからそういうのは知ってるんです。
でもそれを知らないふりするのがイイんじゃあないか。
そこにロマンはあるのだろうか。あるんです。

そんな訳で、ぱっと見では出落ち系のちょいエロな写真集に見えてしまうかもですが、
実際に手に取って見てみると、構図やらシチュエーションやら意外にしっかりしていて、
エロいんだけど下品じゃないというか、スレスレのラインを上手いところ行ってる感じがします。
エロ方面に突き抜けちゃうと引いてしまうというかそれは既にフェチ本ではなくエロ本だし、
写真作品として芸術方面に特化しちゃうといまいちときめけないというギリギリのところを、
奇跡的なバランスで保ってしまっているのがこちら。
前作に「あしぱん。」というのもありますが、個人的には「Re」の方が洗練されてて好きかな。





はさみっこ



おっぱいに色んな物を挟んでみようという、誰もが考えるけども誰もやらなかったことを、
実際に映像にしてあまつさえ冊子にしてしまったコロンブスの卵的発想のフェチ本。
だんだんエロ寄りになってきましたが決してエロ本じゃありません。
僕達が求めているのはエロ本じゃなくフェチ本なんだ。

イチゴとかメロンパンとかはまだ分かる(?)んですが、
文房具とか将棋の駒とか挟みだした辺りからこの本の方向性が掴めた気がしました。
おっぱいだらけの本ながら、全体の雰囲気的にはバカなので、意外とエロさは感じないです。
なので、エロ方面を期待して買うとちょっと期待外れになるのは間違いないんですが、
こういう本を買う層ってそこまでストレートなエロに対しては貪欲ではないと思うので、
これはこれで正解なんだと思います。話の種としてはかなりおすすめの一冊。





パイスラッシュ ―現代フェティシズム分析―



「パイスラッシュ」については皆さん当然ご存知だと思うので、ここでの説明は省きます。
ちなみにこれとほぼ同じコンセプトの物で「ぱいすら女子」という本もあるんですが、
こっちの方が冷静かつ真面目に淡々とパイスラッシュを分析しているので好きです。バカっぽくて。
でもパイアンダーバーとかパイシャープとかは僕流石に調子乗り過ぎだと思います。

そもそもこういうのって、パイスラの状態をより目立たせる為に、
素人考えだとまずおっぱい大きめのモデルさんを沢山用意すると思うんですが、
そこを敢えてせずに、比較的素朴な方でまとめているのが逆に良い結果になってるなと。
街を歩けばふと見掛けそうな雰囲気が、日常生活におけるパイスラとの遭遇を仄かに期待させます。

前述した「ぱいすら女子」なんかは、正におっぱい大きめの女性が中心の構成なんですが、
こう、心に来るものがほとんど無かったんですね(個人の主観です)
ハード面だけ強調してもソフト面が伴っていないと空回りしてしまう典型例を見た気がします。
とか強気なこと書いといて、フェチ本界隈での評価は真逆だったらどうしようかと、
恐る恐るネットでの評価を見てみたら案の定同意見が多くてほっとしました。

同じコンセプトのフェチ本でも、写真家が違うだけでここまで違うというのが、
分かりやすく実感できる一つの例として、この二冊の存在は面白いです。

なお、帯コメントに寄稿しているのが新房昭之監督というのが一番の突っ込みどころ。





びしょびじょ



女性が様々なシチュエーションでびしょ濡れになる、所謂濡れフェチ物ですね。
ウェット&メッシーとかありますし、フェチの中では割と鉄板どころなのではないかと。

と云っても、美女にクレーン車で大量の水をぶっ掛けるなどぶっ飛んだシチュエーションも多くあり、
内容のベクトル的にはソラリーマン(空を飛ぶサラリーマンの写真集)とかに近い、
実際にはありえないシチュエーションを見て楽しむタイプの写真集ですね。

どのページも結構な勢いで水を掛けられていて、モデルさんがちょっと心配になりますが、
表情作りがしっかりしていて、過酷な撮影であろうにも関わらず、プロ根性を感じました。

あと終始ネタ系なのかと思わせておきながら、
最後の数ページで急にアート作品みたいに綺麗に落としてくるのは僕ズルいと思いました。





びしょびじょ



「絶対空域」から説明しますと、これは「太ももと太ももの間に生じる三角形の空間」のことで、
およそ女子にしかできないと言われるその無防備な隙間をピックアップしたフェチ本です。

表紙の女の子の骨格がおかしいと一部のフレンドさんから絶不評を浴びた問題作。
ネットで調べてみると、やはり表紙の写真がやや不自然という意見が目立つ様子。
ソフトなどで無理やり加工した結果、不自然になったという説と、
絶対空域を目立たせる為、なんらかの物で思いっきり絞めているという説に分かれるようでした。

また、ニーソもその食い込みを強調して見せる為か、
明らかにモデルさんに合ってないサイズの物を着けているように見えるページがいくつかあり、
ときめくよりも先に正直痛そうに見えてしまうのもちょっとマイナス。
何事も過剰は良くないということですね。ただ僕は好きです(迫真)





ウインクキラー



その名の通り、ウインクした女の子の写真集です。
ここまで挙げたのがいささかアブノーマル過ぎるせいか、むしろかなり健全な方ですね。

ただ、あくまでも個人の見解ではありますが、ウインクは動画で見てなんぼだと思うので、
写真で見てもいまいちピンとこなかった自分がいます。
(自分にそういう属性がなかったというだけで、これが好きという方も勿論いると思います)

ウインクの魅力は一瞬の動と静の中にあると思うので、一部分を静止画で切り取っても、
なんだか辛そうな顔に見えてしまうなと。そういうのが好きな人にはむしろいいのかな?





水中ニーソ


帯に「フェチ本ではない」との旨がきっぱり書かれていますが、僕これフェチ本だと思います。

タイトルの通り、水中でニーソを履いた女の子の写真集です。
ちなみにこの水中というのが、プールとかのレベルじゃない結構な深さのガチ水中で、
アオリ文に「かわいくて(息が)苦しい」とあるように、見ているだけで息が苦しくなります。
フェチの分類的には「水着」+「ニーソ」+「呼吸困難」になると思うので、
この3つに見事当てはまる人は買って損はないと思います。あまりいないような気がしますが。

コンセプトはニッチながら、ゴーグル無し、ボンベ無しで、
最高の表情を決めるモデルさんを見て、その根性に惚れること間違いなしの一冊。





ドアノブ少女



「ドアノブを舐めている女の子の写真集があったら売れるんじゃない?」
というアレな(※頭が)コンセプトから生まれた、フェチ本界隈ではある意味で最大の問題作。

かくいう自分もあまりに衝撃を受けたのであちこちで布教していたら、
フレンドさん4、5人位が買われてしまっていたようで、売上に貢献してしまったような気がします。

色々な人に布教してみた中で分かったこととして、
およそほとんどの人において、ドアノブ=不衛生という先入観がまず存在するので、
それぞれ読んだ時の感想を大まかに分類すると、

 ・「汚いところを舐めてるのが生理的に受け付けない」という人
 ・「汚いところを舐めてるのが背徳的で良い」という変態
 ・「ドアノブ部分を手で隠すと別の何かに見えてGood」という救いようのない変態

に、くっきり分かれました。僕がどれかは云いません。

どれであれ、心に残ってしまう本であることは間違いないんですね。これは何気にズルい。
一見明らかな出落ちなのに、「なんかイイな」と思えてしまう人が少なからず存在してしまう、
この絶妙なバランスは、正にコンセプトの勝利。

表紙の女の子も、流石表紙に抜擢されるだけあって抜群に可愛い。
また、巻末のおまけページ的なところには、各写真の構図の絵コンテがあるんですが、
このコンテのイラストが予想以上に良かったという意見が多く聞こえてきたというか、
一部の写真よりも雰囲気が出てるものがいくつかあったので、
この部分をまとめたイラスト集も是非欲しいところです。どこに要望出せばいいんですかね。



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ちなみに本家の「この○○がすごい!」みたいに順位付けはしません!
フェチについてはもう漫画以上に完全にそれぞれの好みの問題だと思うというか、
そもそもフェチって元々そういうもんじゃない?(迫真)

まあ、スタローンとヴァンダムはどっちが強いの?くらいのお遊びレベルでランク付けするなら、
個人的には自分がフェチ本に興味を持つきっかけになった「くろタイ女子」ですかね!
僕は80デニールが好きなので女性の皆さんは是非参考にして頂けると幸いです!
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